古林形成外科-横浜院

医療コラム

子供の粉瘤手術費用はいくら?保険適用・大人との違いを形成外科が解説

「子供の体にしこりができている」「粉瘤かもしれないけれど、手術や費用が不安」

未成年のお子さんに粉瘤が見つかると、

  • 手術は必要なのか
  • 費用はいくらかかるのか
  • 大人と同じ治療なのか

といった点で悩まれる保護者の方は少なくありません。

子供の粉瘤手術は原則として保険適用となり、

部位や大きさによって費用や治療の進め方に違いがあります。

また、未成年ならではの注意点もあります。

この記事では、

  • 子供の粉瘤手術にかかる費用
  • 大人との違い
  • 診察・手術時の注意点
  • よくある保護者の疑問

について、形成外科の視点から分かりやすく解説します。

子供の粉瘤手術費用|大人との違いについて

子供に粉瘤が見つかると、「手術が必要なのか」「費用は高くないのか」と不安になる保護者の方は多いと思います。

結論からお伝えすると、子供の粉瘤手術は原則として保険適用であり、基本的な費用体系は大人と大きく変わりません。

ただし、できた部位(露出部か非露出部か)や粉瘤の大きさ・状態によって、費用や治療方針に違いが出ることがあります。

露出部(顔・首など)の粉瘤手術費用

顔や首などの露出部は、見た目への配慮が特に重要な部位です。

子供の場合も同様で、将来的な傷跡を考慮し、皮膚のシワや成長を見越した切開・縫合を行います。特に形成外科医は皮膚切開において傷の残りにくいRSTL(relaxed skin tension line)を意識しており、RSTLに沿って切開線を設定し、可能な限り傷を目立たなくする事を前提に手術を行っております。

露出部の粉瘤手術費用(3割負担の目安)は以下の通りです。

  • 小さい粉瘤:5,000円前後
  • 中等度以上:7,000~10,000円前後・
  • 病理検査を行う場合:+数千円

※乳幼児医療費助成制度がある自治体では、自己負担がさらに軽減されるケースもあります。

非露出部(体幹・背中・おしりなど)の粉瘤手術費用

背中・お腹・おしりなどの非露出部も、粉瘤ができやすい場所です。

非露出部であっても、衣服との摩擦や炎症による痛みが出ることもあるため、治療対象となります。

費用の目安は露出部とほぼ同じで、

  • 小さい粉瘤:5,000円前後
  • 大きい粉瘤:7,000~10,000円前後

となることが多いです。

大きくなってから手術すると切開範囲も広がり、結果的に負担が増えるため、小さいうちの治療が望ましいといえます。

未成年の子供の粉瘤診察・手術時の注意点

未成年の子供の粉瘤診察・手術では、大人とは異なる注意点があります。

まず、原則として保護者の同意が必要です。

初診時や手術の説明時には、保護者同席での説明が求められることが多く、手術同意書への署名も必要になります。

また、子供は痛みに対する不安が強いため、

  • 局所麻酔の説明を丁寧に行う
  • 必要以上に恐怖心を与えない
  • 短時間で終わる治療方法を選択する

といった配慮が重要です。

形成外科では、粉瘤の状態に応じて最小限の処置を選択し、可能な限り身体的・精神的負担を軽減する治療を行います。

ただし、現実的には10歳前後の子供の治療において、恐怖により手術が受け入れられないという場合も少なくありません、

特に炎症が起きてなければ治療は少し待って行える疾患であるため、子供の恐怖や受け入れに合わせて治療の可否を検討する必要があります。

子供の粉瘤手術に関するQ&A

子供に粉瘤らしきものが出来ました。皮膚科、形成外科、耳鼻科どちらを受診するべきでしょうか?

粉瘤が疑われる場合は、形成外科の受診がおすすめです。皮膚科では診断や経過観察が中心になることが多く、耳鼻科は耳の奥など特殊な部位に限られます。

形成外科であれば、

  • 正確な診断
  • 必要に応じた日帰り手術
  • 傷跡を考慮した治療

まで一貫して対応できます。

子供に粉瘤が出来たので学校を休ませて行こうと思うのですが、手術後は何日くらい安静にすべきでしょうか?その際、数日は学校も休ませるべきですか?

多くの場合、手術当日または翌日から日常生活は可能です。ただし、激しい運動や手術部位を強く動かす活動は数日控えた方が安心です。

学校については、座学中心であれば翌日から登校可能で、体育や部活動は医師の指示に従い数日~1週間程度制限とするケースが一般的です。

子供が高校生で粉瘤手術をしていただきたいのでですが、仕事の都合で休みが取れない状況です。本人1人で受診して手術後帰って来れるものでしょうか?

高校生の場合でも、未成年であれば保護者の同意が必要です。初診や手術当日は、原則として保護者の付き添い、または事前の同意書提出が求められます。

ただし、事前に保護者が説明を受けている場合や、同意書等が揃っているなど条件が整えば、本人のみでの受診・帰宅が可能な場合もあります。

詳細は事前にクリニックへ確認することをおすすめします。

まとめ

子供の粉瘤手術は原則として保険適用で費用は大人と大きく変わらず、数千円程度が目安となります。露出部は将来の傷跡を考慮した形成外科治療が安心で、未成年の場合は保護者の同意と付き添いが必要となります。

ダウンタイムは比較的短く学校生活への影響は最小限で済むケースが多いですが、子供の受け入れの問題もあるため、感染の有無や治療の必要性を評価しながら治療に臨むのが肝要です。不安がある場合は、まずは形成外科での相談をおすすめします。

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