隆起したほくろは保険で除去できる?適用条件と受診前のポイントを解説

- 「急にほくろが隆起した(大きくなった)気がする」
- 「盛り上がってきたほくろが気になる」
- 「除去したいけど、保険は使えるの?」
そんな疑問を抱えている方へ向けて、この記事では隆起したほくろが保険適用になるケースと、除去の判断基準をわかりやすく解説します。
「隆起したほくろ」は危険?放置していいケースと除去すべきケース
盛り上がって見えるほくろは、すべてが悪性というわけではありません。しかし、以下のような変化がある場合は要注意です。
- ほくろのサイズが急に大きくなった
- 色が濃くなったりまだらになった
- 表面がデコボコして固い
- 出血やかゆみ、痛みを伴う
- 形が左右非対称で境界が不明瞭
これらは悪性を疑う特徴になりますが、良性のほくろでもこれらの特徴を持つ事も少なくありません。
そのため良性のほくろと「ほくろのがん」と言われる悪性黒色腫(メラノーマ)とは見分けがつきにくいのです。たとえ自覚症状がなくても、上記の特徴があれば医師の診察を受けることが大切です。
保険が適用されるかどうかの判断基準
医師が「医療的に必要」と判断した場合、保険適用の対象に
次のような状況では、保険診療としてほくろ除去が可能です。
- 悪性の疑いがあるため、病理検査を含めた切除が必要な場合
- 衣類やアクセサリーなどと擦れて炎症・出血が起きている場合
- 痛みやかゆみなど、日常生活に支障をきたしている場合
保険適用の可否はあくまで医師による診断に基づくため、自分で判断せず専門機関を受診することが重要です。
美容目的での除去は保険対象外
「なんとなく見た目が気になるから取りたい」というような、明確な医療的必要がない除去は自由診療(自費)となります。
とはいえ、最初は保険診療の対象になるかの相談から始めることが可能です。
形成外科での除去がおすすめな理由
腫瘍の診断と切除を一貫して行える
形成外科では、皮膚腫瘍やできものの診断・切除を専門的に扱っています。
隆起しているほくろに対し、メスでの切除と病理検査を同時に行うことが可能で、良性・悪性の判断も含めた的確な治療が受けられます。
傷跡への配慮と縫合技術
形成外科では、見た目にも配慮した傷の処理を重視しています。
縫合の方向や糸の種類など、できるだけ傷跡が目立たないよう工夫された施術が受けられるため、「取ってよかった」と思える仕上がりを期待できます。
保険・自費のどちらにも対応可能
保険診療か自由診療かを問わず、形成外科では両方に対応しています。
まずは診断を受け、必要に応じて患者側が納得できる方法を選べるのも大きな安心材料です。
よくある質問(Q&A)|「保険適用される?」と悩んでいる方へ
盛り上がっているだけで、痛みもないのに取るべき?
自覚症状がなくても、急な変化がある・形が不自然・色が不均一といった特徴があれば、医師の診察を受けるべきです。
悪性の初期兆候は見た目で判断できないこともあります。
除去にはどんな検査が必要?
保険診療では、切除した組織を顕微鏡で確認する「病理検査」が行われます。これにより良性・悪性を正確に診断することができます。
ほくろ除去の費用はどれくらいかかる?
保険が適用される場合、初診料・切除・検査など含めて5,000円~1万円程度が目安です。自由診療になると大きさによっては1~10万円以上かかる場合もあります。
いきなり切除になるのが不安。まず相談だけでも可能?
もちろん可能です。ほとんどの形成外科では、まずカウンセリングを行い、除去の必要性を医師が判断します。気軽に相談してみましょう。
まとめ|隆起したほくろが気になったら、まずは形成外科で相談を
隆起したほくろは、見た目だけでは判断が難しいもの。たとえ小さくても、「変化に気づいたら早めに診察を受ける」ことが、安心につながります。
そして、保険が使えるかどうかは「医療的な必要性があるか」がポイント。自己判断せず、まずは形成外科で医師に相談しましょう。
皮膚腫瘍やほくろ除去の実績が豊富な形成外科なら、診断から除去・仕上がりのケアまでトータルで任せることができます。
「これって取ったほうがいいのかな?」と少しでも感じたら、まずは一度ご相談を。