古林形成外科-横浜院

医療コラム

ほくろがかゆいのは病気のサイン?考えられる原因と対処法を解説!

医師の診察

東京都台東区上野の「東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック 古林形成外科上野院」です。当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医によるほくろの治療を行っています。

この記事では、ほくろがかゆくなる原因や注意すべき病気のサイン、そして適切な対処法について解説します。ぜひご参考ください。

ほくろがかゆいのはなぜ?考えられる原因とは

ほくろ

ほくろにかゆみを感じる原因には、一時的な外的刺激や乾燥といった軽度なものから、皮膚の炎症反応、さらに悪性腫瘍(皮膚がん)などの病気の兆候まで、さまざまな可能性があります。ここでは、ほくろがかゆくなる代表的な原因について解説します。

外的刺激や乾燥によるかゆみ

もっとも一般的な原因は、衣類や下着などによる摩擦です。特に肩・胸・腰まわりなど、衣服やベルトが繰り返し擦れる部位にあるほくろは、物理的刺激によってかゆみが生じやすくなります。

また、乾燥肌や冬場の乾燥環境では、皮膚のバリア機能が低下し、皮膚全体が過敏になることがあります。その結果として、ほくろの周囲にもかゆみを感じることがあります。

皮膚炎や虫刺され、アレルギーによる炎症

アトピー性皮膚炎や虫刺され、接触性皮膚炎などによって皮膚に炎症が起こると、炎症がほくろの周囲に波及し、間接的にかゆみを感じることがあります。

また、化粧品や外用薬、洗剤などのアレルギー反応(アレルギー性皮膚炎)も原因となることがあります。皮膚が敏感になっている状態では、ほくろ自体に異常がなくても刺激を受けやすく、かゆみが生じる場合があります。

皮膚がんの初期症状としてのかゆみ

頻度は高くありませんが、皮膚がんの初期症状として、かゆみが現れることがあります。特に、ほくろのかゆみに加えて、急激な大きさの変化、形や色の変化、出血やかさぶたの形成などの症状が見られる場合は、注意が必要です。

皮膚がんが疑われるほくろの特徴

医師の診察

皮膚がんの中には、見た目や症状が良性のほくろ(色素性母斑)とよく似ていて、自己判断で区別するのが難しいものがあります。ここでは、皮膚がんが疑われるほくろの特徴について解説します。

触れたときの特徴

皮膚がんが疑われるほくろは、一般的に硬く、でこぼこした感触をしていることが多くなっています。さらに、周囲の組織と癒着しているため、押しても動きにくいという特徴があります。一方で、良性のほくろ(色素性母斑)は柔らかく、表面がなめらかで、周囲の皮膚と独立してコリコリと動くことが多いのが特徴です。

表面の特徴

悪性腫瘍が疑われるほくろには、次のような変化がみられることがあります。

  • 出血しやすい
  • 表面がジクジクしている(滲出液を伴う)
  • 周囲の皮膚との境界が不明瞭
  • かさぶたやただれがみられる

このような特徴がみられる場合は、皮膚がんの可能性を否定できません。皮膚がんの中には、悪性腫瘍(メラノーマ)など悪性度の高い疾患もあるため、自己判断せず、できるだけ早めに専門医で診察を受けることが大切です。

ほくろのがん「悪性腫瘍(メラノーマ)」について

悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(メラノーマ)は、「ほくろのがん」とも呼ばれる皮膚がんの一種で、良性のほくろと見分けがつきにくい皮膚がんとして知られています。

悪性黒色腫は、メラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)ががん化して発症します。皮膚がんの中でも特に悪性度が高く、初期の段階から全身に転移するリスクがあるため、早期発見と早期治療が極めて重要です。

見た目の特徴としては、黒褐色から黒色の不規則な色調を呈し、左右非対称な形状や境界が不明瞭な病変が多くみられます。もともと存在していたほくろががん化する場合もあれば、新たな異常な色素斑として出現することもあります。特に、急速に大きくなったり、色が濃くなったり、形がいびつになったほくろは注意が必要です。

ほくろがかゆい場合は専門医の診察を

医師の診察

ほくろにかゆみがある場合、頻度は高くありませんが、悪性腫瘍(メラノーマ)などの皮膚がんの可能性が考えられます。

皮膚がんかどうかを外見や触った感触だけで完全に見極めることは困難です。正確な診断には、専門医による診察やダーモスコピー検査などの精密な検査が必要です。

ほくろのかゆみが続く、形や色が変化している、出血やかさぶたが見られる場合は、自己判断せず、早めに専門医を受診して適切な診断を受けることが重要です。

まとめ

まとめ

ほくろにかゆみを感じる原因には、一時的な外的刺激や乾燥といった軽度なものから、皮膚の炎症反応、さらに悪性腫瘍(皮膚がん)などの病気の兆候まで、さまざまな可能性があります。特に注意が必要なのは、頻度は高くないものの、皮膚がんの初期症状としてかゆみが現れる場合です。

皮膚がんの中には、悪性黒色腫(メラノーマ)など悪性度が高い疾患も含まれるため、早期発見と早期治療が極めて重要です。

ほくろにかゆみがあり、さらに急激な大きさの変化、形や色の変化、出血やかさぶたの形成などの症状が見られる場合は、早めに専門医を受診し、適切な診断を受けることが大切です。

ほくろの治療は当院までご相談ください

東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック 古林形成外科上野院

東京都台東区上野の「東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック古林形成外科上野院」では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が、皮膚領域における専門的な視点から、ほくろの診断と治療を行っています。

当院では、患者さま一人ひとりの症状やご希望に寄り添い、豊富な知識と経験に基づいた治療法をご提案いたします。治療においては、整容面にも十分配慮しながら、自然な仕上がりを重視した治療を提供しています。

ほくろに関する症状でお悩みの方は、当院までご相談ください。

この記事を書いた人

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東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック
院長 田中 俊一

東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック 古林形成外科上野院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

東京皮膚腫瘍ほくろと粉瘤クリニック 古林形成外科上野院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

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