ほくろ除去は皮膚科と美容外科どっちがいい?実は“形成外科”という選択肢もあります

ほくろ除去をしたいけど、
「皮膚科と美容外科、どちらを受診すればよいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
この記事では、皮膚科・美容外科・形成外科それぞれの違いや選び方のポイント、
「なぜ形成外科を適しているのか」についても詳しく解説します。
皮膚科と美容外科のほくろ除去の違い
皮膚科でのほくろ除去|医療的治療が中心、保険適用の対象に
皮膚科では主に保険診療での治療が多く、レーザー機器を備えているクリニックでは自由診療も対応可能です。
悪性の疑いがあるほくろや、医師が医療的に必要と判断した場合には保険診療での切除が可能で、デルマパンチと言われる円形のメスを用いた治療や液体窒素を用いた治療が保険診療で用いられます。
また、炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーなどを用いた治療は自由診療で行われ、どちらかと言うと積極的には切らない治療法が一般的で、美容目的での見た目の美しさは重視されにくく、縫合や傷跡の処理も必要最低限の対応になるケースが多い傾向にあります。
美容外科でのほくろ除去|見た目の美しさやデザイン性を重視
美容外科では見た目の改善に加え、痛みや傷などに配慮された施術が中心に自由診療で行われます。
特に組織に負担が少ないレーザー(ピコレーザーやスキャン機能付CO2レーザーなど)や細い針(34G)を使った麻酔や細かい切開ができるメス刃(NO.15を改良した15C)などを使用し、自然な仕上がりや傷跡の目立ちにくさが優先されます。
ただし、美容外科では保険適用外(自由診療)となり費用が高額となること、医療的な視点よりも仕上がり重視の対応になる場合があり、悪性の判断などがやや弱いクリニックもあるため注意が必要です。
また昨今の美容外科医師の中には形成外科などで十分なトレーニングを受けずに美容外科医になっている場合もあり、十分な経歴があるかどうかを評価する必要もあります。
診療科による目的と治療のアプローチの違いを理解しよう
皮膚科は「医療的に取るべきものを最低限の方法で除去する」、美容外科は「見た目を美しく整えること」が主な目的です。
どちらも大切ですが、「どちらも必要」と感じる方にとって最適な選択肢が、形成外科なのです。
ほくろ除去で形成外科を選ぶべき理由
ほくろ除去を受けるにあたって、診療科選びはとても重要ですが、
中でも形成外科は、医療としての正確さと仕上がりの美しさを両立できる分野です。
以下に、形成外科を選ぶべき主な理由を順に解説します。
保険適用にも対応しつつ、美しい仕上がりに配慮できる
形成外科では、病理学的に安全な除去を行うと同時に、縫合や傷の治り方にも配慮して治療が行われます。
保険診療の範囲内でも、できるだけ傷跡を目立たせない工夫が施されるのが大きな特徴です。
顔まわりなど、目立つ部位のほくろ除去に強い
顔や首など、人から見られやすい部位では、わずかな傷跡でも印象を左右します。
形成外科は、皮膚の張力やシワの方向を考慮して切開や縫合を行うため、より自然で違和感のない仕上がりが期待できます。
悪性や再発の可能性にも対応可能で安心
形成外科医は、完全切除を基本とした治療が多く、再発や悪性所見の可能性まで考慮した安全で確実な治療が可能です。
また、見た目の配慮だけでなく、皮膚の腫瘍やできものに関する診断・治療にも精通しています。
美容外科と皮膚科の“いいとこ取り”を実現できる診療科
形成外科は、医療としての正確さと、美容的な見た目への配慮の両方を兼ね備えています。
皮膚科・美容外科どちらかを選びきれない方にとって、もっともバランスの取れた診療科と言えるでしょう。
こんな人には形成外科でのほくろ除去がおすすめ
仕上がりの自然さと医療的な信頼性、どちらも大切にしたい人
顔など目立つ部位にあるほくろは、ただ取り除くだけでなく、いかに「自然な状態に見せられるか」が重要になります。
形成外科では、傷の方向や皮膚の緊張に配慮したRSTL(relaxed skin tension line)に沿って縫合を行うため、術後の見た目にも高い満足度が得られます。
さらに、腫瘍や悪性の見落としがないよう、医療的な評価も同時に行える点が安心です。保険適用の可能性も視野に入れたい人
保険適用になるかどうかをきちんと確認したい人
「できれば保険が使えたら助かる…」という方にも、形成外科はおすすめです。
美容目的だけでなく、悪性の可能性があるほくろについては保険適用の対象になることも。
形成外科では、見た目に配慮しながらも、医師の的確な診断によって適切に保険適用の可否を判断してもらえます。
症例が豊富で専門性の高い医師に任せたい人
「本当に経験のある先生にお願いしたい」「できれば多くの実績があるクリニックがいい」
そんな思いがある方には、形成外科専門医のいる施設がぴったりです。
特に古林形成外科のように、皮膚腫瘍やできもの治療を専門としているクリニックでは、日々の症例数が多く、幅広い部位・状態に対応しているため安心して任せることができます。
東京で形成外科によるほくろ除去を受けるなら「古林形成外科上野院」へ
形成外科専門医が対応する安心の診療体制
古林形成外科 上野院では、形成外科専門医が診察から施術まで一貫して対応。安全性と見た目のバランスを重視した治療を提供しています。
診断から治療まで一貫したサポート
見た目だけでなく、再発リスクや悪性の可能性まで考慮して診断・治療を進めるため、不安なく任せられる体制が整っています。
顔や目立つ部位でも自然に仕上がる高い技術
医療的な根拠に基づきながらも、見た目の仕上がりに妥協せず、自然で美しい結果を追求。術後のケアも丁寧に対応します。
粉瘤・皮膚腫瘍にも精通した総合的な皮膚外科クリニック
皮膚のできものに特化した専門クリニックとして、粉瘤や脂肪腫なども日帰り手術で対応可能。長年の経験を活かした確かな治療が受けられます。
ほくろ除去によく寄せられる質問(Q&A)
保険診療になるのはどんな場合?
悪性が疑われる場合や、医師が医学的に除去が必要と判断したケースでは保険適用となります。見た目の改善目的のみでは自由診療となります。
ほくろ除去の仕上がりはどこまで希望を伝えられる?
形成外科では事前のカウンセリングを重視しており、ご希望の形や仕上がりについて細かく相談が可能です。
ほくろ除去の再発を防ぐにはどの診療科が安心?
再発防止には、病理を踏まえた確実な除去と縫合技術が必要です。形成外科ではその両方を専門的に行います。
まず相談だけでも受け付けてもらえる?
もちろん可能です。古林形成外科では、カウンセリングのみのご予約も受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ|皮膚科でも美容外科でもない“形成外科”という第三の選択肢
ほくろ除去で迷ったとき、皮膚科と美容外科のどちらかで悩む方が多いですが、実は形成外科という“第三の選択肢”があります。
医療的な安全性を確保しながら、見た目の仕上がりにもこだわることができる形成外科こそ、満足度の高いほくろ除去が受けられる診療科です。
東京で形成外科によるほくろ除去をご希望の方は、ぜひ「古林形成外科 上野院」へご相談ください。あなたにとって最適な方法を、専門医が丁寧にご提案いたします。